2014/11/01

クラシックレンジローバー HID化完了。


軍備緊縮中なのだが、クラシックレンジローバーのHIDヘッド・ライト・キットを買っちまった。今じゃもう安いもんだ。

















きっかけは片目が切れたから。当基地在庫のハロゲンでもいいンだけど、どうせなら明るいライトにしたいと思って考えに考えた結果がHID。

いまさらHIDかよ!って、ツッコミを入れたくなるだろうが、それには理由がある。現在考えられるライトの選択肢は下記の5つだ。

①ハロゲン 充分だが現代の基準では暗く感じる 車検○
②LED(プロジェクター型) 明るい 車検○ 顔つきが変わってしまう 
③LED(H4型) 明るさはハロゲン並 車検×
④HID(プロジェクター型) 明るい 車検○ 顔つきが変わってしまう
⑤HID(H4型) 明るい 車検×

消去法でいくと、旧車の顔つきが未来的になるのは俺的にNGだからプロジェクター型はナシ。LEDのH4型はまだ実用レベルではないのでナシ。明るくするならHIDのH4型しかないのだ。

コレ、ロー・ビーム(すれ違い用前照灯)はいいのだが、ハイ・ビーム(走行用前照灯)の光軸が散って車検には通らないコトは以前にやったA112アバルトで経験済みだ。車検時にハロゲンに交換すれば済むコトだから決行に踏み切った。ちなみに、ローなら車検は通りそうなんだが、平成10年8月31日以前に製造されたクルマはハイで受けないとならんのだ。

重い腰をあげて作業開始。



















左:HIDバルブ。

右:ハロゲン・バルブ。









High Intensity Discharge lamp、ハロゲンのようにフィラメントが光るのではなく、ガラス管の中で20,000ボルトほどの高電圧をかけてアーク放電させて光るのだナ。

ハロゲン55Wに対して、HID35Wなのに1.7倍くらい明るくなる。効率も良いワケだ。





取り付け前に点灯テストはマスト。

そんで、A112アバルトの時も悩んだのだが、今回も配線の取り回しに悩んだ。ボンネットを開けても違和感というか、HIDを取り付けたことがわからないようにしたいのだよ。旧車マニアの美意識である。

グリルを外して1時間ほどかけてあれこれ考え、あー、コレは無理か。買っちゃったけど仕方がない。他のクルマに付けよう。と、95%諦めた。というのも、クラシックレンジは防水のためにバッテリーのあるエンジン・ルームとの壁があったり、ランプ・ユニットが密閉されてたりして、HIDのイグナイターやバラストを納める場所や配線の長さにも制限があって厳しいと思ったワケだ。




諦めかけていたその時、
「キラーン!」と、閃いた(*゚∇゚)ノ~☆

ある1か所に穴を開ければ全部解決じゃん!


ライト・ユニットのケース上部にHIDのコネクタが通るくらいの穴を開けてやる。コレだけw










この大きなコネクタは無理だから、小さなマイナス・ドライバーをオス端子脇に差し込んで返し部分を押してひとつずつ抜く。

全配線を通してから在庫のグロメットを装着。防水と配線の被覆を守るため。



ライト・ユニットにシェードが付いている場合は、HID側のシェードを外すこと、と、マニュアルにあったのでそうしてみた。このシェードが眩しさを抑える役目を果たす。

ところが点灯テストをしてみたらちょっと眩しいので、シェードを取り付けることにした。ダブルになっちゃうけど。

光が散らないように念のためシェードの裏側をストーブ用耐熱マット・ブラックで塗装してやる。

取り付けるとこんな感じ。サイドのシェードも塗装した方が良かったかもなー。


ほら、ダブル。

それと、ベース部を曲げて光が収束するようにしてやる。ハロゲンの時に光が足りなくて車検が通らず、こうして曲げてバルブ自体を前に出して明るくして通したンだ。コレは予備検屋さんの常套手段。




ほら、わかる? 向かって左がシェードナシ。右がシェード付き。正面にしゃがんで対向車目線で見るとギラついてれば散光しちゃってるってコト。


左右ともシェード付き。左右の明るさが揃った。色温度は旧車推奨の4,300K。6,000Kは青白すぎてダメだよ。

さて、まだ道半ば。イグナイターとバラストをどこに設置するかが問題なのだよ。それと、このキットはリレー付にしたのでそのリレーの置場も考えねばならなかった。

ライト・ユニットのすぐ横に空間があったので、エンジン・ルームではなく、この空間にすべて押し込むことにした。配線の都合でリレーが逆さになってしまったので、浸水しないようにコーキング剤を配線カバーの内側から配線周囲までたっぷり盛ってやった。





こちらはリレーが無い分広々してる。






グリルを元通りに戻して、パッと見での変化はここだけ。開いていた穴を利用してプラス線をバッテリーに繋いだ配線のみ。







あとで思ったのだが、どうせ車検が通らないならバルブにイグナイターとバラストとの一体型が取り付けが楽だったなー、と。でも今回採用した製品はハイ・ビーム時に角度が付いてスライドするので発光点がハロゲンのハイ・ビーム・フィラメントと同位置に来るのが売りなので、もしかして車検に通ったりして、と、淡い期待を抱いたからさ。






完成~~~!










光軸テストするも、そのままの位置でOKだった。変わっちゃうと車検時に困るからヨカッタよ。ロー・ビームのカットラインもそこそこ出ている。早速テスト飛行へ。やっぱり明るいわー! このロー・ビームの照射範囲なら対向車からパッシングされないだろう。

HIDがハイ・ビームで車検が通らない訳は、HIDが明るすぎて、旧式な反射鏡式のライト・ユニットでは光が乱反射(グレア)してダメという物理的な理由があるのであった。青すぎてどうのとか、そんな色温度のことよりも、光軸がまとまってるかどうかの問題の方が大きいのだ。まず通らないね。

大変明るくなったのでこれでまた夜が楽しみになったヨ。


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